長洞地区高台移転協議会報告


広田町高台移転協議会で市の復興対策局から現状と素案が示されたことを受け今後の長洞地区としての取り組みを確認しました。災害公営住宅は戸建てでお願いすることや危険区域指定と被災地の買い取り価格についての情報提供です。市は1月29日に広田町の集落毎の説明会を開催し住宅再建確認書を回収する段取りとなります。資金計画も出来ない状況での確認書にはびっくりですが前に進むしかありません。

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集落まとまって進めることを確認しました。

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ない、ない、ない、・・・・・逆夢だよね?


前例がない、予算がない、条例・制度がない、時間がない、支援スタッフには土地勘もない、浜の生活習慣は分かるはずもない、そして結論はリーダーシップもやる気もない。そもそも住民・被災者の声を聴いてまとめてゆこうとの姿勢がない。窮地に立っている被災者に映るこんな市役所は夢であってほしい。

高台移転説明会にて。


戸建の災害公営住宅は考えていない。そんな回答が淡々と述べられる。被災者や住民の意向を全く無視する施策を進めようとしている。市長が言う住民合意も地域復興もなぎ捨てているようにしか思えない。市長さんが言っている施策と市の幹部が進めている施策があまりにも違っている。そう思えてならない。

どんと祭り、明日は高台移転説明会。いよいよだ。


長洞のどんと祭に正月のしめ飾りなど納めてきました。10日には高台移転にかかわる広田地区の説明会です。災害公営住宅の家賃が年200万円の収入で月26000円という情報が入ってきました。高い安いで議論沸騰です。これからの生活をかけた被災者と市(行政)とのたたかいが始まりました。

行政の支援を待ちきれずに木の伐採が進んでいます。黄川田一郎宅周辺です。

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造成工事も進んできました。自力再建は着々進んでいます。

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漁業再生の展望が見える復旧工事を望む。


只出漁港の復旧状況を見てきました。応急の防潮堤(石積み)ができていましたが、まだまだ漁業再生・漁港再生の展望が見えてきません。せめて住民・漁民に説明しながら復旧・復興工事を進められないものでしょうか。漠然とした住民合意を進められても復興方針が示されないと本気の合意はできません。

復旧の今

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石積みが進んでいます

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只出公民館があったあたりです

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作業場が必要かな。。。


いよいよ寒さも厳しい毎日です。女性の方々はアクリルたわしなどの製作に取り組んでいますが、男性の出番が少なく心配です。刺し網やかご漁の準備などでもできないか考えてみたいと思います。作業場のないのが致命的です。仮設の番屋も要検討ですね。

元気村なでしこ 切り干し大根づくりにチャレンジ

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元気村なでしこリクエスト・奥尻島・山古志視察の報告会。


「元気村なでしこ」からのリクエストで奥尻島・山古志視察の報告会を開催。戸建公営住宅や地域運営の食堂・民宿など興味深く聞いていました。協力し合いながら元気に地域おこしをしている姿には学ぶべきところも多かったようです。一夜干し販売の会計報告と利益(日当)配分に笑顔のなでしこでした。

ドアホンを移設、使いやすくしましたよ。


ドアホンの移設工事を実施。風除室が設置され使いづらくなっていましたが、これで安心です。文隆さん、義雄さんありがとうございます。6畳のキャンパスの骨組みも完成です。こちらは気仙大工匠の技、京一さんの仕事始めです。2012年も一緒にやりゃすぺぁ長洞復興!がんばっぺし陸前高田!です。

仕事始めです。


朝の冷え込みも厳しくなってきました。正月休みもあっという間に終わり出勤です。仮設住宅が並ぶ校庭を覗いてみると子供たちが仲良く縄跳びをしていました。なぜか応援したくなるのでした。不自由な中で工夫しながら震災に立ち向かっているように思えたのです。

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帰省した家族が帰って行く今日、子ども会は虎舞。


長洞元気村の年末年始の帰省家族は総勢約15名、増えた割には静かな感じだ。寒さで家の中に閉じこもっているのかもしれない。そのほとんどが今日また仕事場(関東方面)へ向かう。そんな今日子ども会が悪魔払いに各家々を回る。瓦礫の中から探し出した虎舞の頭が蘇ったのだ。佳い年になりますように!

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長洞元気村虎舞の子ども会と記念撮影です。

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