震災前に続けていた恒例行事がある。ひとつは広田地区の小中学生の希望者を集めて1泊のスキー・スノーボード教室だ。雪の少ない広田地区から40名ほど参加し10年以上続いていたが震災で開催できなくなった。途絶えさせたくない思いはあるが・・・。ふたつめは小祝温泉愛好会の温泉ツアーである。我が家が事務局となり15名前後で温泉を楽しむツアーだ。これは20年ほど続いた。父85歳母80歳おじおば兄弟で震災後初めて1泊だが温泉ツアーに出かけることができた。震災から2年で急激に衰えた父、無事だったとはいえ息子家族の仮設暮らしなど、この震災で大変な心配・苦労させてしまった。父母の思いには及ばないが・・・。義経北行伝説では平泉滅亡後、義経と静御前が再開したといわれる旧川井村の温泉。思いは復活のツアーである。
復活温泉ツアーご苦労様です。義経が母であり、わが子3人の将来を思い、平 清盛の庇護のもとに走った静御前と再会した川井村の温泉ですか。人生しみじみですね。